統合失調症の正体

※以下は、主に僕の現時点での残っている症状についての個人的見解であり、必ずしも全ての統合失調症患者に言えることではないということを予めご了承下さい。

自分の病気(統合失調症)について、当事者なりに今まで色々考えたり分析したりしてきた。

その中でわかってきたことは、この統合失調症という病気の中核にあるものは、「脳の情報処理に関する障害」(まぁ、この概念は所謂「認知機能障害」に近い)なのだと個人的に思う。

なぜそう思うのかの根拠について以下に述べたい。

まず、僕は前提に人間の脳をコンピュータに似たシステムだと考えている。

情報処理と聞いてまず思い浮かぶのが、勉強したり、人と会話したり、であるが、そういう「思考を要する行為」には当然、脳の情報処理は行われる。

また、それだけでなく、手を動かす、歩いたり走ったりする、そういう「物理的な動作」にも、脳の情報処理はされているのだと僕は感じる。

そして、これはあくまで僕の感覚なのであるが、「思考を要する行為」をするにも「物理的な動作」をするにも、ドラクエ風に言えば「情報処理するためのMP」みたいなものがあって、そのMPを消費している。

こういうシステムだと考えて分析すると、統合失調症患者は、その「思考」や「動作」をするたびに消費する「MP」が健常者よりもはるかに減少しやすい。

それはなぜかというと、この病気があると、人と会話するだけでも変に緊張したり、頭を使った作業をするだけでも力みすぎてしまったりするからである。

また、統合失調症患者は、その「情報処理のためのMP」が健常者よりもはるかに少ない、ということも挙げられる。

統合失調症を患っている人は、例えていうならば、非常に燃費が悪く、ガソリンを入れるタンクの容量も小さい車である。

だから、統合失調症を持っていると、何をするにも、ただでさえ少ない「情報処理するためのMP」がゴリゴリ削られて、全体的に疲れやすかったり、限界値が健常者より低いので無理ができなかったりするのだと思う。

あと、これと関連して僕が実感している例を一つ。

他人と対面で話すコミュニケーションと、チャットや通話だけのコミュニケーションとを比べた場合、圧倒的に前者の方が疲れ、後者の方が疲れにくい。

それは、コミュニケーションの情報量が違うからだと個人的に分析している。

対面で話すと、相手の仕草や表情などの非言語コミュニケーションにも注意を払ってしまい、その分情報量が比較的多くなってしまう。

だから、情報量が多い「対面での会話」は、上記「情報処理のためのMP」をガンガン消費してしまうため疲れやすく、情報量が少ない「チャットや通話だけのコミュニケーション」は、疲労感が少ないのだと感じる。

そういう意味で、統合失調症の中核症状とは、「脳の(量的かつ質的な)情報処理の障害」だと言えるのではないだろうか。

これだけでは、幻聴幻覚など説明はできない部分もあるが、一当事者としての僕の感覚は、上述のような感じである。

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コメント

  1. unaao より:

    わかりやすいです!!
    「物理的な動作」もそうですね。私は以前、趣味でスポーツをしていたのですが、
    主治医に運動も脳を使うからほどほどにしてね、と言われました。
    MPの減少のしやすさを、健常者には理解しにくいですね。
    こんなことで!?というレベルですからね。。。

    • urujiro より:

      >unaaoさん
      コメントありがとうございます!
      そうですね、スポーツなどの運動も脳を使ってしまう感覚ありますよね。

      MPの件も、健常者は大魔法ガンガン打てるのに、こちらは大魔法だったら一発が限界みたいな。
      疲れやすいのは、たぶん一生付き合っていくしかないのかなぁと自分では思ってます。

      • unaao より:

        一生付き合っていくことに関して。
        確かにそうだと思うのですが、私の場合、妊娠のために薬を変えたら、合っていたみたいでみるみる元気になりました。それでも一般の人よりは低いですが。
        あと、私は罹患10年くらいになりますが、
        回復は10年単位と考えています。時間はかかりますし、一生付き合うかもしれませんが、長い目で見たら希望が持てますよ。

        • urujiro より:

          >unaaoさん

          コメント遅れて申し訳ありません;
          そうなんですね、お薬の調整で疲れやすいのは、ある程度改善するのですね!
          長期的に見ると、徐々に回復していくのかもしれませんね、
          少し希望が持てるお話ありがとうございます!